のらりくらりと生きています。
本田です。
先日、久しぶりに映画館に足を運んできました。
感染状況を鑑みて、早起きしてその日の1番早い時間の回に。
感染症対策とはいえ、隣席や前後の席にも誰も座っておらず、リラックスして鑑賞することができたのも嬉しい誤算でした。
どうしても見たかった作品は、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。
私にとっての「エヴァ」との出会いは、「さっぱり訳のわからない」ロボットアニメでした。なんかよくわからないけど、2号機かっこいい。それ以上の感想も、印象も持ち合わせていませんでした。正直初めて見たのはいつなのかさえ、覚えていません。
しばらくして…あれは高校生くらいだったかと思います。あのよく分からない「エヴァ」を手に取ってみようとふと思い立ったのが、ここまでハマったきっかけです。数年ぶりに改めて見て、昔の私には難しい言葉も多かったし、よく分からなかったことにも頷けました。
ただ、それ以上に「登場人物が”心”に突き動かされて生きている」様を初めて見たような気がして、強烈に自分の世界が広がった感覚を記憶しています。これもまた、当時の私には分からなかった部分でした。なにがこんなにも感じ方を変えたんでしょうね。その間の数年、そう大した経験はしてないと思うんですが…。不思議なもんです。
映画は好きですし、小説やアニメも月並みには手に取ります。それでも、ここまで自分のものの考え方に影響を受けた経験は、後にも先にもありません。庵野監督、ありがとう。まだ見てない方には何がネタバレになるか分からないので、感想はまた改めて…
最後の最後まで心を揺さぶられるフィナーレに多幸感があふれるとともに、「(大好きな作品がまたひとつ)終わってしまったのだなぁ…」「私は自分の”心”に、”気持ち”に正直に生きられているのだろうか」と自分で自分を苦しくさせる思考も湧いてきます。どうやら私はすぐこう考える人なようです。笑
なにより、「映画」を通じて私にここまで色々な感情を与えてくれた庵野監督に、最大限の敬意と感謝を。
よかったらみなさんの好きな映画も、教えてください。