ワンドとは

  

  そこに行けば・・・

ほっとできる

自分らしく過ごせる

ゆるやかな

人と人とのつながりの場所

 



 ワンドは、平成21年に福岡市の委託を受けて九州産業大学大学院附属臨床心理センター内に開設された思春期青年期対象のひきこもり地域支援センターです。ワンドでは、ひきこもりに関する様々なお悩みや思いをご本人様やご家族様からお聞きし、公認心理師・臨床心理士をはじめとしたスタッフが、自立へのお手伝いをさせていただいています。

 ワンドでは、自立へのサポートとして、
①家族以外の「人に慣れる」「場所に慣れる」ための居場所
②次にすすむための「よりそい・つきそい支援」
③家族の居場所としての親の会
の3つの活動をおこなっています。

①家族以外の「人に慣れる」「場所に慣れる」ための居場所
 ご本人様を対象に週3回(水・金・土)、午後13時~16時の3時間、居場所活動(フリースペース)をおこなっています。この居場所活動は、ゆっくりと安心して他者と交流する場として利用していただけます。特定のプログラムは用意しておりませんので、一人で漫画を見る、皆でゲームをする、雑談してみるなど、ご自身の意志で過ごし方を決めていただけます。また、何時に来て何時に帰っていただいても構いません。
 季節に応じてお花見やBBQ、花火といったイベント活動などもおこなっています。

②次にすすむための「よりそい・つきそい支援
 ワンドの利用が進む中で、就労や就学など次のステップへと向かおうとすることもあるかと思います。そういった際、ワンドでは個別面談をおこなったり、就労・就学機関への見学の同行などをおこなっています。また、医療機関や行政機関と連携してのサポートもおこなっています。

③家族の居場所としての親の会
 ご家族様を対象に月1回程度、親の会を開催しています。親の会では、スタッフらによる卓話、短時間の個別面接、親の会登録者様同士の交流会をおこなっています。悩んでいることや困ったこと、ときには楽しかったことや嬉しかったことなど、日々ご本人様と関わる中で感じたことを、お話しいただけます。

 その他にも居場所までの外出が難しい方を対象にした訪問支援などもおこなっています。